ゆくい海月（くらげ）・銀の彫金アクセサリーの店

　　　　　鋳造の話

　　　　　約３週間　手工芸支援センターで鋳造の講習を受けていました

　　　　　私がワックスで作った指輪、ブローチの原型です

　　　　　


　　　　　ネックレスの冠もあります
　　　　　この写真を撮った後も作った物もあります
　　　　　鋳造をする為に　ツリーと言って木の枝の様な形で
　　　　　原型を付けていきます。


　　　　　


　　　　　ツリーをフラスコ（金属の枠）の中に入れ
　　　　　石膏（埋没剤）を流し込み　埋没させます。

　　　　　


　　　　　約５時間　電熱器の中に入れ
　　　　　埋没剤を固まらせ
　　　　　ワックス（作ったワックスの原型）を燃やし　空洞をつくります

　　　　　

　　　　　９２５銀を　ドロドロの液体になるまでバーナーで溶かします

　　　　　

　　　　　鋳造機にフラスコをセットし　液体になった銀を流し込みます
　　　　　素早い手作業が最も必要とされます


　　　　　



　　　　　私が作った原型が　鋳造される日が来て
　　　　　どのような銀の製品になって
　　　　　出来てくるのか　期待していました。

　　　　　・
　　　　　・
　　　　　・

　　　　　出て来たのは　固まった銀だけでした


　　　　　失敗だ　と声が上がり
　　　　　その場に居た７、８人が固まってしまいました

　　　　　２分程　手間取ったのが原因か　
　　　　　真空にした時の器具が
　　　　　（たまたま）ずれてしまったのが原因だったのか・・・
　　　


　　　　　うそ～　　まさか～　　そんな～

　　　　　皆の手前　平気な風を装いましたが
　　　　　声が出せず
　　　　　信じられませんでした。


　　　　　この３週間余り
　　　　　私の処女作として
　　　　　丁寧に作り続けていたものが
　　　　　形になることが出来ずに
　　　　　銀の塊りだけになっていました



　　　　　もう１度　作れるけど
　　　　　ショックは大きかったです


　　　　　私の３週間は　消えてしまいました



　　　　　でも　
　　　　　もう１度
　　　　　作ります　　　　　












　　　　　　土曜日まで